THIMM社、BOBSTへの設備投資で生産性が大きく向上
Mex(スイス)、2026年3月3日
THIMM社は、オペレーターの作業負担を抑えながら生産性を高めるため、BOBST MASTERCUTLINEに加え、TooLinkとMASTERFOLD製函機をSPEEDPACK自動梱包機と組み合わせて導入しました。得られた結果は期待以上であり、今後の事業拡大に結びつく重要な要因となっています。
ルーマニア中部のシビウに拠点を置くTHIMM社は、段ボールを用いた持続可能なパッケージングとディスプレイを手がける、ヨーロッパ有数の家族経営企業の一つです。同社の製品はFMCGから家具、自動車産業に至るまで、多岐にわたる分野で活用されています。
75年以上にわたる伝統を誇るTHIMMグループは、ドイツ、フランス、ポーランド、チェコ共和国、ルーマニアの5か国で11拠点を展開し、2,500名超の従業員を抱えています。2005年に設立したTHIMM社のルーマニア事業は、この20年で顕著な発展を遂げました。
THIMM社シビウ工場のMihai Radu工場長は、同社の事業成長を牽引する要因について次のように述べています。「私たちは積極的に投資を行い、ささやかな規模から現在の形へと成長を遂げてきました。私が入社した15年前には約0.4%にすぎなかった市場シェアが、現在ではルーマニアの段ボール市場の約10%にまで拡大し、約300名の従業員が献身的に業務に取り組んでいます。」
競争の激しい市場ニーズに応える
顧客数および生産量の増加に伴い、THIMM社シビウ工場では既存の抜き型設備の能力的限界が明確になってきました。競争力を維持し、幅広い業界の顧客が求める品質と効率に応え続けるためには、品質向上・廃棄物削減・生産効率の向上を可能にする技術で、コンバーティング能力を強化することが不可欠でした。
複数の要因を総合的に勘案し、新規設備投資を行う判断に至りました。FMCGから自動車産業に至るまで、多様な顧客が不良品ゼロのパッケージを求めていることから、品質の一貫性が最優先事項となっていました。廃棄物の削減は、持続可能性の観点からもコスト管理の観点からも、極めて重要な課題です。また、自動化の導入により、オペレーターの負荷を抑えながら生産性を高めることを目指しました。
MASTERCUTLINE、真のオールインワン自動化を提供
慎重な評価の結果、THIMM社シビウ工場は、高性能段ボールパッケージ生産向けに開発されたBOBST MASTERCUTLINEを最適解として選択しました。MASTERCUTLINEは、MASTERCUT打抜機を中心に、ローダー、コンベヤー、BREAKER 2 FLAT TRACK、パレタイザーなどの周辺機器一式を組み合わせた統合ソリューションです。このラインの特長は5つのHMIで構成されており、オペレーターはローダーからでもパレタイザーからでも、あらゆる位置でワークフロー全体を操作できます。これにより、真のエンド・ツー・エンドの自動化が実現します。
「当社の事業はこの15年間で大きく発展し、複数の理由を踏まえてMASTERCUTLINEへの投資を決定しました。」とMihai氏は語りました。「その要因の一つとして、箱の品質が挙げられます。新機種の導入により、これまでとは比べものにならないほど高い品質を実現しています。廃棄物の削減が進み、機械の生産性も従来機と比べて向上しています。」
今日の段ボール加工市場の高い要求に対応するために設計された本機は、カッティング、ストリッピング、ブランキングの各工程をシームレスに統合した完全自動化ワークフローを実現し、稼働時間の最大化とオペレーターの介入最小化を両立しています。
THIMM社シビウ工場に設置されたMASTERCUTLINEにおける主な強みとして、BOBSTのデジタルツーリング管理ソリューション『TooLink』の統合が挙げられます。このシステムは打抜きツールの状態を常時監視し、交換時期を予測することで、予期せぬダウンタイムを防ぎ、ツールの寿命を最適化するプロアクティブなメンテナンスを実現します。
Mihai氏は、この技術がもたらす大きなインパクトを強調しています。「私たちの機械に搭載されたTooLink技術は、私たちの工場にとって非常に優れたソリューションです。このシステムを通じて、抜き型ツールの使用状況と寿命を的確に把握できます。ツールの交換時期を事前に把握できるため、ダウンタイムを最小限に抑えることができます。
SPEEDPACKの自動化が生産性向上を実現
THIMM社シビウ工場では、BOBST MASTERFOLD製函機とSPEEDPACKを組み合わせた自動梱包ソリューションにも投資しています。SPEEDPACKは手作業での結束を不要にし、正確にカウントされ、積載・結束されたバッチを、パレット積み可能な状態で提供します。
この自動梱包機は、段ボールやリト・ラミネートをはじめ、直線型、4隅・6隅、クラッシュロックボトムなど、多様な箱形状に対応し、パレタイジングに最適化された、正確に計数・積載・結束されたバッチを出力します。1時間あたりのバッチ数を可能な限り増やし、セットアップ時間を大幅に短縮することで、箱の品質を維持しながら製函ラインの生産性を最大25%向上させることが可能です。
手動作業から全自動ストラッピングへの移行により、THIMM社シビウ工場の最終工程は大きく革新されました。プロセスの自動化により、オペレーターがバッチを手作業で束ねたり、オフライン結束機へ重い荷物を運ぶ負担が解消されます。ライン全体を単独のオペレーターで管理できることから、作業負荷は最大60%削減され、反復性ストレス障害(RSI)を含む負傷リスクも低減されます。SPEEDPACKは、生産現場での使いやすさと安全性に優れています。大型の透明安全ドアが、機械全体への視認性とアクセス性を確保し、セットアップから生産までを安全に行うことを可能にします。さらに、SPEEDPACKのBOBSTヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)統合により設定作業が全自動化され、リピートオーダー対応が一段と効率化されました。ジョブチェンジも10分以内で実施可能です。
「SPEEDPACKの採用理由は、プロセス全体が自動化されている点にありました。以前使用していた製函機では、ストラップ掛けを手作業で行っていましたが、SPEEDPACKではこの工程が完全に自動化されています。」とMihai氏は説明します。「これにより、生産性が飛躍的に向上します。以前の機械と比較すると、生産性は20〜25%ほど向上していると感じています。」
確かなパフォーマンスと卓越したクオリティ
導入以来、MASTERCUTLINEは、オペレーターの介入を最小限に抑えながら安定した高品質生産を実現し、THIMM社シビウ工場が期待していた能力を遺憾なく発揮しています。
「ジョブの最初のシートから最後のシートまで、停止することなく稼働し続け、常に一貫した高品質を提供します。」とMihai氏は説明します。「生産性と品質こそが、この機械の最大の強みと言えます。生産データからも、機械が終始安定して稼働していることが明らかで、状態は非常に良好です。」
MASTERCUTLINE導入の成功により、THIMM社シビウ工場は、技術パートナーとしてBOBSTへの信頼をより強固なものとしました。2024年だけでも、ルーマニア工場はMASTERCUT、マルチポイント製函機、インライナーの3台のBOBSTマシンを導入し、パートナーシップの強固さを裏付けました。
BOBSTのキーアカウントマネージャー、クリストフ・ベルナール氏は次のように付け加えました。「THIMM社シビウ工場の著しい成長と揺るぎない市場基盤は、信頼性の高いパートナーと最適な技術への投資がいかに大きな成果を生むかを証明しています。MASTERCUTLINEは、高品質・高度な自動化・安定したパフォーマンスを重視する現場のために、精巧に設計されています。THIMM社のルーマニアでの着実な成功を支援できることを誇りに感じており、引き続き協力関係を発展させていくことを楽しみにしています。」



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当社はラベル、軟包装、紙器、段ボール産業向けに印刷、コンバーティング、加工機械、およびサービスを提供する世界有数のサプライヤーです。私たちのビジョンは、包装業界の未来をを創造することです。その基盤は、接続性、デジタル化、自動化、そして持続可能性の4つの柱にあります。
Joseph Bobstにより1890年にスイスのローザンヌに設立されたBOBST社は、50カ国以上で事業を展開しており、12カ国に21の生産拠点を持ち従業員数は全世界で6,400名に及びます。 2024年12月期の連結売上高は、18億9100万スイスフランでした。
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