世界初となる3-in-1 BOBST MASTERCUT 1.65が登場

Mex(スイス)、2022年3月1日

段ボール、板紙、合紙の打抜き加工に、生産性や品質を損なうことなく対応できる平盤打抜機

BOBSTは、世界中の紙器、段ボール箱の製造業者向けに、主力平盤打抜機となるMASTERCUT1.65を発表しました。

BOBSTの技術と開発の粋を結集させたMASTERCUT 1.65は、、合紙の打抜き加工向けに設計され、且つ、剛性のある段ボールや板紙にも同様に対処でき、市場で唯一の一台で全てをこなせる機械となっています。重要な点は、ツールの互換性や最高レベルの自動化のおかげで、素材を替える時の機械停止時間が最小限になっていることです。

打抜機、箔押機、及びフレキソポスト印刷機の製品ラインディレクター、Marco Lideoは次のように述べています:「本機の開発は、パッケージング業界の最も経験豊富な専門家の皆様との連携があってこそ実現できました。平盤打抜機に何が求められるかを尋ねた際、彼等から頂いた意見は、多様な素材に対応でき、なおかつ高水準の生産性と他に追随を許さない生産品質を実現することができる無類の機械といった内容でした。」

「MASTERCUT 1.65は、これらすべてを実現することができます。同機は、300gの板紙から7mmのB/C複両面段ボール合紙に至るまで、高剛性素材と繊細な素材のどちらでも、7,000枚/時間までの速度で加工可能です。そして、その高い打ち抜き能力により、複雑なボックスデザインであっても、非常に高い精度と品質を実現することができます。」

Marco Lideoは、次のように付け加えています。「MASTERCUT 1.65に採用されている一連のツールや技術は、自動化、接続性、持続可能性という面において、パッケージ業界の未来に向けた弊社のビジョンを反映・支持しています。本機は、加工業者の皆様が長期に渡り資産として活用できるよう設計されています。」

MASTERCUT 1.65は、段ボールおよび板紙用機械の最も優れた部分を融合させています。同機は、汎用性に優れ、頑丈で、インダストリー4.0に対応する設計になっています。さらに、さまざまな後工程周辺機器との組み合わせで、生産のフルラインを構築することも可能です。際立つ精度と人間工学に基づく品質管理機能によって、無駄が最小限に抑えられ、資源が節約されてコストが削減されます。

再設計されたトップフィードシステム、SMART FEEDER 3によって、オペレーションがスムーズに開始されます。搭載されたサクション装置が、多様な素材のシートを摩擦無く給紙します。また、反ったシートは、給紙テーブルに配備された専用のプレス装置によって確実に搬送されます。精巧な給紙システムにより、生産停止が最小限に抑えられ、ブランク品質が確保されます。

特製のPOWER REGISTER(パワーレジスター)は、非接触方式で見当合わせを行い、シートの優れた品質を維持します。この光学式見当装置は、表/裏の印刷マーク、横/縦のシートエッジを読み取ることができ、レイアウトや素材の選択に柔軟な対応を取ることが出来ます。完全に見当合わせされたシートは、正確に位置決めされたグリッパーバーに渡され、高い精度で打ち抜かれます。このように、MASTERCUT 1.65は、段ボールや合紙の打抜きでも、板紙並みの対印刷見当精度を発揮します。

また、この打抜機は、VIIサイズの段ボール・合紙のブランキング機としては、市場で唯一のソリューションでもあり、硬い素材には最大5.5 MNまでの高い抜き圧を供し、繊細な素材には、損傷させない低い圧力で対処します。このユニークな加工システムには、ダイナミックストリッピング機能が組み込まれています。抜き圧の自動調整機能は型の寿命を延ばします。この機械では、シングルカット、ダブルカット、フルシートデリバリーの全てから加工方法を選択できます。

型替え時間の短縮には、直観的な操作盤 BOBST HMI SPHEREによる、迅速なナビゲーションと最大5,000ジョブのデータ保存が貢献します。本機は、BOBST MATIC システムによってサポートされ、数多くの自動設定に対応しています。これら2つの機能が、人間工学性、利便性、および最高レベルの自動化を融合させ、迅速かつ簡単な操作を実現し、最高の生産性を保証します。 HMI SPHEREを搭載していることにより、本機はBOBST Connectプラットフォームに繋がることが出来、将来の加工工程全体の連結と最適化への道が開かれています。

「パッケージングのサプライチェーンの連携という弊社のビジョンをさらに進め、MASTERCUT 1.65ではTooLinkをご利用いただけるようになりました。」とMarco Lideoは述べています。「TooLinkは打抜機とツールを接続して、加工工程全体を統合し、ジョブデータを瞬時に読み出すことができるプラットフォームです。同プラットフォームは、ジョブレシピ管理の自動化によって切り替え作業を簡素化して、時間を節減するとともに人的エラーのリスクを排除します。機械オペレーターは、より高レベルの生産データや洞察にアクセスすることができ、管理、自動化、効率の改善といったメリットを得ることができます!

「本機を市場に投入できること、そして本機が今日だけでなく将来に渡って操業にもたらす価値を、加工業者の皆様に実感して頂けることを嬉しく思います。」

About BOBST
We are one of the world’s leading suppliers of substrate processing, printing and converting equipment and services for the label, flexible packaging, folding carton and corrugated industries. ​
Founded in 1890 by Joseph Bobst in Lausanne, Switzerland, BOBST has a presence in more than 50 countries, runs 19 production facilities in 11 countries and employs more than 5800 people around the world. The firm recorded a consolidated turnover of CHF 1.563 billion for the year ended December 31, 2021.

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BOBSTについて

当社はラベル、軟包装、紙器、段ボール産業向けに印刷、コンバーティング、加工機械、およびサービスを提供する世界有数のサプライヤーです。私たちのビジョンは、包装業界の未来をを創造することです。その基盤は、接続性、デジタル化、自動化、そして持続可能性の4つの柱にあります。

Joseph Bobstにより1890年にスイスのローザンヌに設立されたBOBST社は、50カ国以上で事業を展開しており、12カ国に21の生産拠点を持ち従業員数は全世界で6,300名に及びます。 2023年12月期の連結売上高は、19億6000万スイスフランでした。

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