Läser AG社が、BOBSTのDigital Inspection Table(デジタル検査テーブル)で品質管理業務を強化
Mex(スイス)、2023年8月24日
パッケージの開発やカスタマイズから、印刷、仕上げまで、幅広いサービスを提供するLäser AGは、品質管理プロセスのデジタル化と改善を進めるために、BOBSTのデジタル検査テーブルを採用しました。
Läser AGは、スイスのGontenschwilに本社を置くパッケージングのトップ企業です。食品、タバコ、医薬品、化粧品の業界ブランドに向けて、紙器、カットラベル、シュリンクスリーブ、ダイレクトメール用品など、幅広い製品を供給しています。
1952年にLäser家によって設立されたこの会社は、現在、同家の2代目と3代目が取締役を務め、100人以上の従業員を擁しています。デザインやプリプレスから高品質の完成品までを顧客に提供するLäser AGは、品質、精度、スピードなどの面で高い評価を得ています。同社は、世界のパッケージ市場全体で見られる変化に対応し、デジタル化、コネクティビティ、自動化を、さらに活用することに取り組みました。
Läser AGは20年以上前から、独自のERP(企業資源計画)システムで業務を行ってきました。その中で、品質保証業務を強化する技術を探っていましたが、DIT(デジタル検査テーブル)が、完全にその目的に適合しました。Läser AGのマネージングディレクターであるAndreas Hitzler博士は、次のように説明しています。「私たちは、社内のデジタルネットワークの発展を可能にするソリューションを探していました。当社のERPシステムに無理なく統合できるものが理想的であることは明らかでした。」
Läser AGは、パッケージング業務を補完する理想的な装置として、紙器向けのBOBST Digital Inspection Table(DIT)106を採用しました。この革新的ソリューションは、スタンドアロン(独立型)の品質検査装置で、欠陥品ゼロのパッケージングを容易に実現できるよう設計されています。このDITは、106サイズの打抜機や箔押機、及び製函機、CIフレキソ印刷機などに適しています。BOBST DITは、精度とスピードを中心にして、パッケージ加工業者のコスト管理、準備時間の短縮、廃棄物削減を支援します。重要なのは、その正確さが、代償が高価で評価も下がるリコールの回避に、大きく貢献する点です。DITに投資し導入した結果、Läser AGでは、品質面、そしてダウンタイムの削減において大きなメリットが見られました。
Läser AGのプロダクションマネージャー兼副社長であるTobias Frank氏は次のように説明しています。「DITをプリプレス部門に導入したことで、ワークフローに非常に大きな付加価値がもたらされたと感じています。当社では、パッケージ、ラベル、特殊製品などの印刷版を作成する前に、この装置を使ってすべての原稿(版下)を検査しています。以前は、複雑なフォイルファイリングシステムを使って、一つのジョブが入る毎に、1:1のプリントサンプルを作成して、それを検査していました。」
「原稿作成時にPDFが作成されて、自動的にDigital Inspection Tableに送られる点が、当社のワークフローにぴったりなのです。原稿全体を装置に投影することで、社内で決められた管理ポイントを検査し、潜在的な問題を事前に特定することができます。原稿に問題がなければ、次に印刷版を作成します。そして、最初に印刷されたシートは、再びプリプレスへ送られ、DITを使って投影されます。これによって、印版の露光時にエラーが発生していないかを確認することができるため、よりスムーズで迅速かつ信頼性の高い品質保証プロセスを構築することができます。」
「DITは、プリプレス担当スタッフを始め、メディアテクノロジーや打抜機のオペレーターなど、Läser AGのチームメンバーによって横断的に使用されています。DITのスピードと信頼性により、監督不在の多くの作業時間を伴う3交代制の操業全体で、ダウンタイムの削減と高い生産性の維持を実現することができています。」 この装置は、究極のスピードと精度を兼ね備えることで、製品に一層高い信頼性を提供しています。また同社は、BOBST Digital Inspection Tableの導入により、印刷機のダウンタイムリスクが軽減されたことにも注目しています。
Tobias Frank氏は次のように付け加えています。「DITを使用すると、印刷前にニス版も確認できます。これは素晴らしいメリットです。これまでは、適正なニス版が使われていなかったり、部分抜きの位置が違っていたりして、操業に支障を来たすことがありました。現在は、DIT装置にニス版を載せて、原稿のPDFを直接投影すると、ニスが適切な箇所にすべて正しく塗られているかどうかを確認することができます。これにより、さらに優れた品質保証管理が可能になっただけでなく、処理速度も大幅に向上しています。」
BOBSTがパッケージ加工業者をサポートするために開発したDITは、最高のデジタル効果を提供しています。一貫したデータの自動取得を可能にするこの革新技術は、データに基づいた判断を提供し、既存のデジタルワークフローにスムーズに適合します。この装置により、印刷、打ち抜き、罫線付け、むら取り、箔押し、点字エンボスなどの品質工程が改善され、報告書の作成も簡素化されます。最大1,300mm×790mmのシートサイズに対応するDITには、最大6ピクセル/mmの4Kプロジェクターが3台搭載されており、すべての検査事項を20MPの写真品質で記録できます。この装置は、HMI SPHERE(集中制御盤)とシームレスに統合できるため、オペレーターは装置のパラメーターを直接制御および調整することができます。
Läser AGは、出荷される製品一つ一つに、その高い品質を誇示しています。Andreas Hitzler博士は次のように話しています。「品質に関しては、私たちが妥協することはありません。コネクティビティを軸に、よりスムーズでインテリジェントなワークフローの構築を目指す私たちにとって、BOBSTは理想的なパートナーです。社内のデジタルネットワークを拡張することで、品質の大幅な向上とダウンタイムの削減を実現することができました。」
Image captions:
Top: プロダクションマネージャー兼副社長、Tobias Frank氏とDIT
Left: Läser AGのマネージングディレクター、Andreas Hitzler博士
Right: 専用拡大ツールによる極めて詳細な品質管理
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BOBSTについて
当社はラベル、軟包装、紙器、段ボール産業向けに印刷、コンバーティング、加工機械、およびサービスを提供する世界有数のサプライヤーです。
Joseph Bobstにより1890年にスイスのローザンヌに設立されたBOBST社は、50カ国以上で事業を展開しており、11カ国に19の生産拠点を持ち従業員数は全世界で6,100名に及びます。 2022年12月期の連結売上高は、18億4100万スイスフランでした。
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