Grigeo Packaging社、BOBST社製函機導入で生産能力向上、未来への備えを強化

Mex(スイス)、2025年2月25日
長年にわたりBOBSTの技術を駆使してきたGrigeo Packaging社は、このたびEXPERTFOLD 165を導入し、生産設備のさらなる強化を実現しました。高い生産効率、対応範囲の拡大、そして高度な品質管理機能を備えたBOBSTの新型製函機は、導入直後から生産能力の向上と品質改善を実現し、リトアニアの包装メーカーであるGrigeo Packaging社の競争力強化に貢献しています。
大手段ボールメーカーのGrigeo Packaging UAB社は、バルト三国最大級の紙器・段ボールメーカーであるGrigeo Groupの子会社です。同社は最近、EXPERTFOLD 165製函機を導入しました。これは、2016年以降に据付された5台目のBOBSTマシンとなります。この新台は、すでに工場で稼働している平盤打抜機、フレキソポスト印刷、フレキソ印刷、製函機などとともに、さらなる生産効率の向上に貢献します。
「弊社の多点接着箱用の既存機械は、能力の限界に達しており、生産量の大幅な増加が急務となっていました。新しいBOBST EXPERTFOLD 165により、バルト三国向けの生産量を大幅に増加させることができ、その過程で製品の品質向上も実現できると確信しています。」とGrigeo Packaging社のゼネラル・マネージャーOtonas Valiušis氏は述べました。
Valiušis氏は、BOBST製機械を再び選んだ理由について次のように強調しました。「BOBSTは長い間、私たちの主要なサプライヤー・パートナーであり、工場内での機械のパフォーマンスには非常に満足しています。当社の大規模な機械設備は、これまでのBOBSTへの大きな信頼の証であり、今後もその信頼を続けていきます。」と語りました。
製函工程の生産能力強化
リトアニアの首都ヴィリニュス郊外にある最新の専用施設を拠点に、Grigeo Packaging社は、段ボールシート、食品・飲料包装、家具包装、さらにはその他のカスタムメイドのパッケージ製品の製造を手掛けています。食品業界において、同社は多くの大手ブランドオーナーにサービスを提供しており、最近ではBRCGSパッケージ材料のレベルA認証を取得しました。これは、食品の安全性と製品品質への取り組みの証となります。
この新しいBOBST EXPERTFOLD 165製函機により、Grigeo社は6隅貼り箱を含む幅広いタイプの箱を製造することが可能になりました。当機は、ACCUFEED統合型ブランクアライナーと広幅コンベアを採用し、完璧な供給精度を実現しています。さらに、高速・可変角度プリーブレーカモジュールを長尺化し、生産効率を向上させています。5メートルの長さを誇るロングタイプの本折りセクションには、折り目緩和装置および折り目制御装置が搭載されており、信頼性の高い正確なボックス開封を実現します。これにより、Grigeo Packaging社のお客様にとって、後工程の処理がスムーズに進行します。最高速の運転速度でも、インライン品質管理システムとACCEJECTが連携し、規格外のボックスを自動的に排出することで、最終ラインに届くのは常に最高品質の箱のみであることを保証します。
「私たちがEXPERTFOLD 165を選んだ理由は、その先進的な品質管理機能と、従来の機械と比較してより高い効率性を提供するからです。」とデザイン・マネージャーのKristina Žvinytė氏は語りました。「サイズの幅が広がったことで、より多くのパッケージデザインを提案できるようになり、お客様の多様なニーズにより良く対応できるようになりました。平均的な注文数量が増加することはあまりないため、注文のセットアップを簡単かつ迅速に行い、廃棄物を最小限に抑える能力は非常に重要です。」
BOBSTへの投資が生み出す、利益を見据えた未来
すでにその効率性、信頼性、そして高品質を実感しているGrigeo Packaging社は、BOBST EXPERTFOLD 165が自社のビジネスにとって最適な選択であったことに満足しています。 技術開発責任者のGiedrius Valdemaras氏は、「お客様が運用を簡素化するコスト効果の高いソリューションを求める中で、マルチポイント(多点)接着のパッケージに対する需要が増加しています。上昇する人件費により、使いやすく、自動化およびロボットシステムを考慮した設計の高品質なパッケージへの需要が高まっています。これらのソリューションは、手頃な価格で効率的であり、最新のパッケージング技術と互換性があることが求められます。」
Grigeo Packaging社の意思決定に影響を与えたもう一つの重要な要素は、製函機をeコマース用箱の生産に対応させるオプションがあったことです。BOBSTマシンのモジュール性は、eコマース包装やその他の複雑な多目的箱をワンパスで生産するための、最適なツールを手に入れることができました。Grigeo社は、この機会を最大限に活かす計画を立てています。
Valiušis氏はこう説明します。「オンライン・ショッピングの増加に伴い、段ボール包装の品質は、配送中に商品を保護するだけでなく、顧客体験を豊かにするためにも非常に重要になっています。そのため、近い将来、eコマース・モジュールを統合できる能力を持つことが私たちにとって非常に重要です。」
新しい製函機の可能性を最大限に引き出すため、Grigeo Packaging社はトレーニングに投資しています。「新しいBOBSTマシンは、多点糊付け包装の生産能力が倍増すると期待しており、すでに良い結果が現れています。オペレーターのトレーニングが進めば、数字はさらに良くなることは間違いありません。」と締めくくりました。


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BOBSTについて
当社はラベル、軟包装、紙器、段ボール産業向けに印刷、コンバーティング、加工機械、およびサービスを提供する世界有数のサプライヤーです。私たちのビジョンは、包装業界の未来をを創造することです。その基盤は、接続性、デジタル化、自動化、そして持続可能性の4つの柱にあります。
Joseph Bobstにより1890年にスイスのローザンヌに設立されたBOBST社は、50カ国以上で事業を展開しており、12カ国に21の生産拠点を持ち従業員数は全世界で6,300名に及びます。 2023年12月期の連結売上高は、19億6000万スイスフランでした。
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