BOBST、新たにフルモデルチェンジしたプラットフォームを採用した新ライン「MASTERFOLD」を発表
Mex(スイス)、2026年6月30日
BOBSTの段ボール用製函機シリーズ「MASTERFOLD」は、同社が掲げる「すべての製品ラインおよび機器にビジョンを展開する」という戦略に基づき、全面的な近代化を実現しました。これにより、生産効率の飛躍的な向上と操作性の簡素化、さらには卓越した安全性を実現し、段ボール業界に新たなスタンダードを打ち立てました。
BOBSTの段ボール用製函機の最上位機種は、最新技術を採用し、市場における最高水準の安全性およびセキュリティ基準を上回るべく刷新されました。本変革は、機械の自動化能力を飛躍的に向上させるとともに、先進的なデジタル化と接続機能の活用によりセットアッププロセスを効率化し、オペレーターの利便性を大幅に向上させるものです。
BOBST製函ラインのRD&Eディレクター、Sacha Bourgeois氏は次のように説明しています:「私たちはMASTERFOLD 170|230|300を全面的に刷新し、段ボール用製函機の新たな基準となるマシンを実現しました。」
最短のセットアップ時間と、最高水準の精度を実現
HMI SPHEREを搭載した新しいMASTERFOLDは、BOBST Connectデータプラットフォームと連携し、機械から直接取得したデータを活用することで、コンバーターにより的確で迅速な意思決定をもたらします。本プラットフォームは、バックオフィスからのリモートによるジョブデータのセットアップと、マシン上での迅速かつ容易なジョブパラメータのダウンロードを実現します。さらに、メイン搬送装置、校正シャフト、折り畳みセクションにおけるスピードバリエータの自動位置決めをはじめとする「Maticセットアップ」機能により、段取り替え時間を大幅に短縮し、生産効率の向上に寄与します。
フィーダー部では、空気圧ロック式のフィーダーランプが段取り替えを効率化します。さらに、EXPERTFOLD 106-215で新たに導入され、現在はMASTERFOLDにも搭載された完全自動の「Maticブランクアライナー」により、フィーダーのセットアップが一層迅速かつ簡便になりました。「全体的な機械のセットアップ時間は、最大で20分短縮されました。トランスファーおよびデリバリーセクションの自動位置決めだけでも、リピートジョブにおいて最大15分の稼働時間の向上に貢献します。」とSacha Bourgeois氏は付け加えました。
これらの革新により、本最上位機種はデジタル化・接続性・自動化を融合した新時代のコンバーティングを実現し、稼働率の最大化とセットアップ精度の飛躍的な向上を可能にします。ジョブ設定を事前に準備することで、オペレーターの作業負荷を大幅に軽減し、ヒューマンエラーの低減につながります。
SPEEDPACKやROBOLOADER、ROBOPALLETIZERなどの周辺機器を組み合わせることで、ブランク供給からバッチ/バンドル単位でのパレタイジングまで、製函ラインの完全自動化を実現します。
BOBST社の製函ライン、周辺機器・ロボット部門責任者であるPierre Binggeli氏は次のように述べています:「新世代のオペレーターは先進的な設備を求める一方で、コンバーターは経験の浅い人材への対応や、短納期・小ロット化といった顧客ニーズへの対応という課題に直面しています。したがって、これらのニーズに応えるために、デジタル化と自動化は当社の取り組みにおいて極めて重要な要素となっています。」:
主な変更点は、MASTERFOLDの操作時における反応時間と移動距離を短縮し、生産の可視性を高め、セットアップ手順を簡素化することです。新しいHMIインターフェースは、直感的で分かりやすい構成となっており、各マシンモジュールの操作をステップごとにオペレーターへナビゲートします。各モジュールに備えられた操作パネルにより、機械の後方からでも即時かつダイレクトな介入が可能となります。さらに、フィーダーおよび搬送セクションにおける主要な折り・糊付け工程を動画で可視化することで、オペレーションの状況を明確に把握でき、迅速な対応に必要な重要情報を提供します。生産運転中には、機械速度を5m/分まで減速することが可能であり、安全ライトカーテンを通過して機械内部に入り、稼働中のまま調整作業を行うことができます。
持続可能性のさらなる推進
安定したブランク搬送と精密な折り・糊付けを兼ね備えた進化型MASTERFOLDラインは、生産ロスや無駄な返品を防止します。液体クリーザを追加装備することで、スキューのさらなる低減と、折り加工後の段ボールパネル間ギャップの精密な制御を実現します。さらに、糊付け・折り工程の品質管理装置を機械に統合し、排出装置「ACCUEJECT」と組み合わせることで、不良箱を生産プロセスから自動的に排除し、不良品ゼロを実現します。
現場における作業者の身体的負担の軽減は、より持続可能で魅力的な作業環境の実現に向けた重要な要素です。これは特に段ボール加工分野において重要です。したがって、作業環境の改善は、安全性およびセキュリティの向上と密接に結びついています。セキュリティライトカーテンにより、機械各部へのアクセス性を確保しながら、生産中においても最高水準の安全性を実現します。新型MASTERFOLD 170|230|300は、2027年に施行予定のEU安全基準に完全対応しています。
エネルギー効率を上げるために、各機械モジュールに取り付けられた新しいサーボモーターが電力消費を抑えるのに役立ちます。さらに、BOBST Connectのエネルギーモニタリング機能により、さらなる電力削減余地を特定することが可能です。
さらに、業界をリードするサービス&サポート体制により、BOBSTのお客様は必要なトレーニング、サポート、設備を活用し、世代を超えて使用可能な機械の性能を最大限に引き出すとともに、投資対効果を最大化することができます。BOBSTは今回初めて、専任のデータアナリストによる支援体制を導入し、お客様へのサポートを一層強化します。
「進化したMASTERFOLDは、機械の枠を超え、接続されたワークフロー、自動化、専任のデータサポートを融合した新たなソリューションを提供します。本取り組みは、コンバーターの皆様に日々の業務をより効率的に運用するためのツールと洞察を提供し、セットアップ時間の短縮、一貫性の向上、さらには各ジョブの価値最大化を実現することを目的としています。」とPierre Binggeli氏は締めくくりました。



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BOBSTについて
当社はラベル、軟包装、紙器、段ボール産業向けに印刷、コンバーティング、加工機械、およびサービスを提供する世界有数のサプライヤーです。私たちのビジョンは、包装業界の未来をを創造することです。その基盤は、接続性、デジタル化、自動化、そして持続可能性の4つの柱にあります。Joseph Bobstにより1890年にスイスのローザンヌに設立されたBOBST社は、50カ国以上で事業を展開しており、12カ国に21の生産拠点を持ち従業員数は全世界で6,300名に及びます。 2025年12月期の連結売上高は、16億2200万スイスフランでした。
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