BOBST oneBARRIERがライフサイクルアセスメント(LCA 環境技術解説)で最高のパッケージングソリューションと承認
Mex(スイス)、2025年2月4日
BOBST oneBARRIER技術により、印刷業者とコンバーターは、ブランドオーナーの持続可能性の目標に沿って、規制要件を満たす軟包装を提供することができます。
リサイクル可能な軟包装への需要が高まる中、BOBSTはoneBARRIERシリーズのハイバリアモノマテリアルソリューションで業界をリードしています。業界の専門家であるパートナーとのコラボレーションにより2つの革新的な製品が利用可能です:
- oneBARRIER PrimeCycleは、ポリエチレン(PE)をベースにしたモノマテリアル・ソリューションで、卓越した性能と持続可能性を実現します。
- OneBARRIER FibreCycleは、再生可能な包装素材への需要の高まりに応える100%紙ベースのソリューションです。
BOBSTは、厳格なライフサイクルアセスメント(LCA)を実施することで、これらのoneBARRIERソリューションの環境影響を「原材料から製品完成まで」という方法論に基づいて評価しています。このアプローチにより、お客様は検証済みの正確な一次データに基づいた持続可能なオプションを安心して選ぶことができます。
実用的で持続可能なパッケージの開発
新しい軟包装ソリューションを開発する際、BOBSTは、持続可能であるだけでなく、経済的かつ技術的に実現可能な素材を作成するために、5つの重要な基準を考慮しています。さらに、これらの素材は、国際的および地域的な規制要件やガイドラインに適合するように設計されています。
1. リサイクルを考慮したデザイン(D4R)
素材の構成は、ポリマーの場合はCEFLEXやAPR、紙を基材とした包装の場合は4evergreenなどの業界ガイドラインに従う必要があります。また、包装および包装廃棄物規制(PPWR)を含む規制にも準拠する必要があります。
2. 卓越したパフォーマンス
包装素材は、内容物を効果的に保護するために、強力なバリア性能、保存性、接着性などの必要な特性を備えなければなりません。また、コンバーティング機械や包装ラインで効率的に加工できることも求められます。
3. 認証されたリサイクル適性
すべての素材は、PTS(Institut für Fasern & Papier gGmbH)、RecyClass、Institut cyclos-HTPなどの承認された試験方法を用いて、廃棄物の流れにおけるリサイクル性を保証するために試験され、認定されなければなりません。
4. コスト効率の良さ
包装資材の総コストは、コスト中立であるか、または許容可能な追加コストレベル内に収まるよう、適切に価格設定されなければなりません。
5. 環境評価
包装構造の製造に伴う環境への影響を把握するためにライフサイクルアセスメント(LCA)を実施する必要があります。これにより、選択された素材が既存の代替素材よりも環境に優しいかどうかを明らかにすることができます。最終的に、LCAは、グリーンウォッシュを排除し、より良い評判を築く手助けとなります。
BOBSTは、oneBARRIER PrimeCycleおよびFibreCycleソリューションのライフサイクルアセスメント(LCA)を実施し、既存の多素材包装構造と比較して、製造から出荷ゲート(具体的には工場ゲート)までの環境への影響を明らかにしました。
LCA研究では、気候変動など16のカテゴリにわたる影響を特定することができます。BOBSTによるLCA研究には、カーボンフットプリント、水の使用量、エネルギー消費量という、この業界で最も注目され、関連性が高いと判断された項目が含まれています。
LCAの利点を活用する
一般的に、LCAを実施するメリットは主に5つあります。第一は環境負荷の削減です。LCAは、製品のライフサイクルにおけるホットスポットを特定できます。この情報は、カーボンフットプリントを削減するための改善を実施する際に利用できます。
第二に、資源が非効率的に使用されている箇所を特定することで、資源の保護に貢献できます。これにより、生産を最適化が進み、材料とエネルギーの無駄を最小限に抑える改良が可能になります。
コスト削減は3つ目のメリットです。LCAは、効率を向上させることで生産コストを削減し、品質を損なうことなく手頃な価格を実現するのに役立ちます。LCAはリスク管理にも役立ちます。サプライヤーの分布や、バリューチェーン内でサプライヤーが入れ替わったり排除されたりした場合の潜在的な影響を示すことができます。
最後に、LCAの実施は、バリューチェーン全体のステークホルダーとの関係を改善し、最終的にはグリーンウォッシュを排除し、ブランドの評判を高め、競争優位性をもたらすことができます。
oneBARRIER: 持続可能な選択
前述のように、この比較LCA研究では、気候変動、水資源消費、エネルギー消費の3つの影響カテゴリーに焦点を当てています。クレードル・トゥ・ゲート評価として、このLCAは原材料の採掘から輸送、そして最終的な包装構造の製造までの過程を網羅しています。
この研究では、BOBST社のoneBARRIER PrimeCycleとoneBARRIER FibreCycleを、2つの業界標準の多素材構造(高バリア性の金属化PETを使用した構造、およびアルミ箔を組み込んだ多素材の超高バリア性構造)と比較評価します。
3つのカテゴリーすべてにおいて、BOBST oneBARRIER PrimeCycleが4つの構造の中で最も影響が少ないという結果が得られました。これに続くのはoneBARRIER FibreCycleソリューションです。対照的に、BOBST以外の超高バリアアルミニウム箔構造は、すべてのカテゴリーで最も高い影響を示しています。
この研究では、oneBARRIER PrimeCycleとFibreCycleが優れた包装選択肢であることを強調し、これらのソリューションが既存のリサイクル不可能な包装よりも環境負荷が低いことが確認されています。oneBARRIERは、持続可能で実行可能、かつ規制に準拠した包装のための主要な基準に基づく、完全で信頼できる代替品を提供します。
The release (available in English, German, French, Italian, Spanish, Japanese and Chinese) can be downloaded here:
PR_BOBST_Life cycle assessment_04-02-2025_ENG.docx
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BOBSTについて
当社はラベル、軟包装、紙器、段ボール産業向けに印刷、コンバーティング、加工機械、およびサービスを提供する世界有数のサプライヤーです。私たちのビジョンは、包装業界の未来をを創造することです。その基盤は、接続性、デジタル化、自動化、そして持続可能性の4つの柱にあります。
Joseph Bobstにより1890年にスイスのローザンヌに設立されたBOBST社は、50カ国以上で事業を展開しており、12カ国に21の生産拠点を持ち従業員数は全世界で6,300名に及びます。 2023年12月期の連結売上高は、19億6000万スイスフランでした。
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